2018年5月16日水曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:5月5日~9日)

沿岸の海面水温 5月9日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は14~15℃台で、過去5年平均との差は±0.0℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は14.1~15.8℃で、4月下旬から約2.1℃上昇しました。過去3年平均との差は-0.8~+0.5℃でした。

港内の水温 今期の水温は14.4~16.3℃で、前年同時期との差はー1.2~+0.3℃、過去3年平均との差はー1.6~+0.1℃でした。

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~13日)

県沿岸では今月から県外小型いか釣り漁船の操業が始まりました。5月1~13日の県内のスルメイカ水揚量は18トンであり、前年同時期(54トン)および過去5年平均(183トン)を大きく下回っており、水揚げは本格化していません。主な漁場は西海・門前沖であるため、西海と門前への水揚げが大部分を占めており、金沢への水揚げはわずかです。

銘柄(1箱当たりの入り尾数)別箱数割合をみると、30尾入りが全体の54%を占めており、前年および過去5年平均に比べて魚体
は大きめです。

石川県主要港の水揚状況 (期間:4月16日~30日)

定置網 フグ類・マアジ・カワハギ・サバは前年を上回り、ブリ・マダイは前年並み、スルメイカは前年を下回りました。マイワシは宇出津・七尾地区を中心に1,885トン水揚げされました。2月前半から4月後半の累計は14,153トンで、前年(7トン)および過去5年平均(3,066トン)を上回りました。まき網 サバ・マイワシを中心に水揚げされました。

底びき網・ごち網 アマエビ・ハタハタは前年を上回り、ニギス・アカガレイは前年並み、マダラは前年を下回りました。フグ類は西海・輪島を中心に216トン水揚げされました。2月前半から4月後半の累計は435トンで、過去5年平均(51トン)を上回りました。

刺網・釣り・その他 ヤナギバチメは輪島を中心に47トン水揚げされました。3月前半から4月後半までの累計は84トンで、前年(69トン)および過去5年平均(62トン)を上回りました。ブリ・イワガキ・マイワシは前年を上回り、ベニズワイガニ・アマエビは前年並みでした。

2018年4月27日金曜日

スルメイカの漁況の見通し (予報期間:5月~7月)

石川県沿岸 5月中旬の石川県周辺海域の50m深水温が低い年ほど5~7月のスルメイカの水揚量が多くなる傾向にあります。水温が低いとイカの北上が遅くなり、本県沿岸で長期間にわたって漁場が形成されるためと考えられます。海況数値モデルでは、今年5月中旬の50m深水温は前年並みと予想されています。水温と水揚量の関係式から、今期の小型イカ釣りによる水揚量は2,373トンと見積もられ、前年(2,312トン)および過去5年平均(2,053トン)並みになると予想されます。

日本海沿岸 漁獲加入前のスルメイカ(外套長2~10cm程度)の分布量を調べるため、石川県水産総合センター・富山県水産研究所・日本海区水産研究所は4月に日本海で表層トロール調査を行いました。調査時に外套長5cm以上であったイカが5~7月の漁獲対象になります。外套長5cm以上のイカの調査点当たりの平均採集尾数は11.6尾であり、前年(8.6尾)を上回ったものの過去5年平均(16.5尾)を下回りました。昨年秋の孵化幼生調査では、調査点当たりの平均分布密度は0.12尾と前年(0.13尾)並みに低く、過去5年平均(0.84尾)を下回っており、今期漁獲されるイカの孵化量は資源が低かった1980年代の水準にまで落ち込んでいます。以上から、今期の日本海沿岸への来遊量は前年並みで、過去5年平均を下回ると予想されます。一方、対馬暖流の水温は平年並みと予想されており、主な漁期・漁場は近年同様と考えられます。日本海沿岸の漁況予報(平成30年度第1回日本海スルメイカ長期漁況予報)の詳細については、水産庁の資源評価等推進委託事業のページ(http://abchan.fra.go.jp/)をご覧ください。