2019年1月16日水曜日

スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2018年10月~11月)

 日本海に分布するスルメイカは主に秋頃に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究教育機構・日本海区水産研究所は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計79点で調査が行われました。

 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.17尾と前年(0.12尾)並みに少なく、過去5年平均(0.65尾)を大きく下回りました。採集個体数は1989年以降で3番目に少なく、資源が少なかった1980年代の水準にまで低下していることから、今年春以降の漁への影響が懸念されます。

地先水温のまとめ (期間:2018年1月~12月)

  加賀市橋立港、志賀町赤住地先、能登町宇出津港、七尾市石崎港の昨年の月別平均水温と平年差は以下のとおりでした。水温の高低はその発生頻度で評価しており、2年に1回程度のものを「平年並み」、4年に1回程度のものを「やや~」、10年に1回程度のものを「かなり~」としています。
冬季(1~3月) 全体の平均水温は9.88℃、平年差は-0.20℃であり、「平年並み」でした。外浦側では「平年並み」、内浦側では「やや低め」~「平年並み」となりました。
春季(4~6月) 全体の平均水温は16.77℃、平年差は+0.32℃であり、「平年並み」でした。外浦側では「平年並み」~「やや高め」、内浦側では「平年並み」でした。
夏季(7~9月) 全体の平均水温は26.22℃、平年差は+0.60℃であり、「平年並み」でした。7月には記録的な高温だったこともあり、7月の水温は全域でかなり高めとなりましたが、8~9月には平年並みの水準に戻りました。
秋季(10~12月) 全体の平均水温は18.00℃、平年差は+0.88℃であり、「やや高め」でした。11~12月には気温が高めだったこともあり、水温も高めに推移しました。

石川県周辺海域の海面水温 (期間:1月4日~8日)

沿岸の海面水温 1月8日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は14℃台であり、過去5年平均との差は±0.0~+1.0℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は14.5~14.7℃で、12月下旬から約1.8℃低下しました。前年同時期との差は+0.5~+1.4℃、過去3年平均との差は+0.3~+0.7℃でした。

港内の水温 今期の水温は10.9~14.6℃で、前年同時期との差は+0.8~+2.7℃、過去3年平均との差は-0.5~+1.2℃でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:12月16日~31日)

定置網 カタクチイワシ・ブリ・シイラ・サバ・サワラ・サゴシは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・カワハギ・マアジは前年を下回りました。
まき網 フクラギ・コゾクラは前年を上回り、ブリは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アマエビは前年を上回り、ズワイガニ・ニギス・コウバコは前年並みでした。
刺網・釣り・その他 マダラ・ベニズワイガニは前年を上回りました。