2017年11月15日水曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:11月6日~10日)

沿岸の海面水温 11月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は18~19℃台で、過去5年平均との差は-0.5~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は18.4~19.4℃で、10月下旬から約1.2℃低下しました。過去3年平均との差は-0.8~+0.5℃でした。
港内の水温 今期の水温は18.2~18.8℃で、前年同時期との差は+0.3~+3.1℃、過去3年平均との差は-0.3~+1.8℃でした。

寒ブリの漁況の見通し (予報期間:11月~来年3月)

■ 本県の寒ブリ漁は11月後半より始まり、12~1月が盛漁期となります。県内主要10港の定置網による寒ブリ(体重4㎏以上、11月~翌年3月)の水揚量は、近年、大きく年変動しており、昨年漁期は、平年(過去10年平均)を下回り、3年連続の低調な漁模様となりました。
■ 本県の寒ブリの水揚量は北上期(5~6月)の水揚量と、海況(水温)に強く影響されます。富山湾内の水温が高めで能登半島北西沖の水温が低めになり、両海域の100m深水温差が大きくなると豊漁になる傾向があります。今年の北上期のブリ漁獲量は348トンで、4年ぶりに平年(186トン)を上回る好漁でした。また、今年12月における富山湾と能登半島北西沖の水温差は、平年よりやや大きめになると予想されています(※)。
■ 過去の北上期水揚量と12月の100m深予測水温との関係式から、今期の定置網による寒ブリ水揚量は788トンと見積もられました。今後の海況や気象によって変動する可能性はあるものの、今期の寒ブリ漁は、平年(583トン)を上回ると予想されます。
※ 日本海区水産研究所・拡張版日本海海況予測システムより

ズワイガニの水揚状況 (期間:11月6日~12日)

■ 11月6日にズワイガニ漁が解禁されました。かなざわ総合市場と橋立港の11月12日までの取扱量は雄ガニ(加能ガニ):23.0トン、雌ガ二(香箱):42.2トンでした。雄ガニは前年(19.4トン)をやや上回って過去5年平均(28.6トン)をやや下回り、雌ガ二は前年(41.8トン)並みで過去5年平均(62.3トン)を下回っています。時化で出漁が少なかった影響もあり、昨年並みで低調な出足となりました。
■ 富山県以西の日本海におけるズワイガニについては、資源水準は中位、動向は横ばいと評価されており、今漁期に漁獲対象となるズワイガニの資源量は前年および過去5年平均並みと見積もられています。本県の底びき網漁業者は、2013年漁期から雌ガ二の漁期短縮やミズガニの禁漁に取り組んでおり、資源の安定に寄与していると考えられます。

石川県主要港の水揚状況 (期間:10月16日~31日)

定置網 カマス・ソウダガツオは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・サワラ・サゴシ・マアジ・サバ・シイラは前年を下回りました。アオリイカは38トン水揚げされました。9月前半から10月後半までの累計は58トンで、前年(27トン)および過去5年平均(40トン)を上回りました。
まき網 サバ・マアジは前年を上回り、ガンド・ブリは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アマエビ・ニギス・マダラは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 ガンドは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並みでした。