2022年4月24日日曜日

急潮情報(低気圧)2022-Ⅰ


26日(火)から27日(水)にかけて、低気圧や前線が日本海を通過し、それに伴い石川県沖の海上風がかなり強まる見込みです(下図)。

4月24日8時発表の(一財)日本気象協会石川県沖予報によれば、26日夕方から27日未明にかけて、南西風が加賀沖海上で17~18m/s、輪島沖海上で20~21m/sまで強まる予想です。

予報どおりの海上風が吹いた場合には、加賀海域から能登半島西岸の外浦沿岸部では、南西風の強まりとともに1ノット程度の強い下り潮が発生すると見込まれます。

能登半島東岸では、27日昼頃から夜遅くにかけて1ノット程度の強い上り潮が発生すると見込まれます。

今後の気象情報に十分注意するとともに、必要に応じて網抜き等適切な急潮対策をとるようお願いします。


2022年4月15日金曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:4月1日~5日)

 ■ 沿岸の海面水温 4月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は10~11℃台で、過去5年平均との差は-0.5~+0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.8℃で、3月中旬から0.4℃上昇しました。過去5年平均との差は-0.2℃でした。

港内の水温 今期の水温は11.1~13.1℃で、前年同時期との差は-1.1~-0.8℃、過去5年平均との差は-0.3~+1.2℃でした。





寒ブリ漁およびフクラギ漁のまとめ

 ■ 今期(2021年11月~2022年3月)の定置網による寒ブリの水揚量は233トンで、前年(630トン)および過去10年平均(515トン)を下回りました。漁海況情報486号では、今期の水揚量を330トンで、前年、過去10年平均を下回るとしており、おおむね予想した通りの漁況となりました。今漁期は11~12月の水揚が少なく、1月以降にまとまった水揚が見られました。このような漁況となった要因としては、日本海北部の冬季の海水温が高く、寒ブリの南下が遅れたことが考えられます。

■ 今期(2021年10月~2022年3月)の定置網によるフクラギの水揚量は305トンで、前年(268トン)を上回り、過去5年平均(380トン)を下回りました。漁海況情報484号では、10~11月の水揚量を261トン、同487号では12~3月の水揚量を312トン(合計573トン)と予想しており、予想を下回る水揚げでした。



冬期のスルメイカ漁のまとめ (期間:2022年1月~3月)

 ■ 今期の定置網による水揚量は267トンで、前年(517トン)および過去5年平均(350トン)を下回りました。漁海況情報488号では、今期の水揚量は前年を下回り、過去5年平均並みと予想していましたが、過去5年平均を下回る水揚げとなりました。

■ 1~2月の水揚量(136トン)は過去5年平均(276トン)の半分程度でしたが、3月の水揚量(131トン)は過去5年平均(74トン)を上回りました。スルメイカの南下が遅かったことで来遊量が減少し、1~2月の水揚げが振るわなかったものと考えられます。






石川県主要港の水揚状況 (期間:3月16日~31日)

■ 定置網   サバ・カタクチイワシは前年を上回り、マイワシは前年を下回りました。

■ まき網   ブリ主体の水揚でした。

■ 底びき網・ごち網   アカガレイは前年を上回り、ニギス・アマエビは前年並み、マダラ・フグ類・ハタハタは前年を下回りました。

■ 刺網・釣り・その他   フグ類・ヤナギバチメは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並みでした。

2022年4月1日金曜日

石川県主要港の水揚状況 (期間:3月1日~15日)

 ■ 定置網 マイワシ・サバは前年を上回り、スルメイカは前年を下回りました。

まき網 ブリ主体の水揚げで、合計は前年を上回りました。

底びき網・ごち網 アカガレイは前年を上回り、ニギス・フグ類・ホッケ・ズワイガニは前年並み、マダラ・アマエビが前年を下回りました。

刺網・釣り・その他 ヤナギバチメは前年を上回り、フグ類は前年並み、ベニズワイガニ・ガンドは前年を下回りました。

石川県周辺海域の水温 (期間:3月16日~20日)

 ■ 沿岸の海面水温 3月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は10~11℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。

■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.3~10.4℃で、3月上旬から0.3℃上昇しました。前年同時期との差は-0.6℃、過去5年平均との差は-0.3℃でした。

■ 港内の水温 今期の水温は10.7~11.1℃で、前年同時期との差は-1.0~-0.1℃、過去5年平均との差は-0.4~+0.1℃でした。





ズワイガニ漁のまとめ (期間:2021年11月~2022年3月)

 ■ 2021年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。

■ 雄ガニ(加能ガニ)の水揚量は127トンで、前年(157トン)の81%、過去5年平均(185トン)の69%でした。2021年漁期の雌ガニ(香箱)の水揚量は83トンで、前年(80トン)の103%、過去5年平均(104トン)の80%でした。

■ 出漁隻日あたりの水揚量は、雄ガニが100キロで、過去5年平均(113キロ)の89%、雌ガニが115キロで、過去5年平均(107キロ)の108%でした。出漁隻日あたりの水揚量は過去5年平均並みであり、雄ガニの水揚量の減少は荒天による出漁回数の減少が主な要因と考えます。

■ 雄ガニのキログラム単価は8,653円で、前年(5,766円)および過去5年平均(5,007円)を上回りました。雌ガニの単価は3,770円で、前年(4,034円)を下回り、過去5年平均(2,865円)を上回りました。2015年以降、雄ガニおよび雌ガニの単価はともに高水準で推移しています。2021年漁期の総水揚金額(14.1億円)は前年(12.3億円)および過去5年平均(12.2億円)を上回りました。

■ 本県の底びき網漁業者は持続的な水揚げに向け、雌ガニの漁期短縮や雄ガニ(ミズガニ)の禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。