2023年7月20日木曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:6月12日~18日)

 ■ スルメイカの資源状況を調べるため、6月中旬~7月中旬に日本海側道県研究機関と水産研究・教育機構の調査船が共同でスルメイカ漁場一斉調査を行っています。

■ 石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月12~18日に能登半島沖から日本海中央部の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0~1.91尾でした。全調査点の平均CPUEは0.43尾であり、前年(3.10尾)および過去5年平均(3.78尾)を下回りました。このことから、調査時点の能登半島沖から日本海中央部のスルメイカ分布量は低水準であったと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.0cmで、魚体は前年(15.5cm)および過去5年平均(16.6cm)よりも大きめでした。

■ 7月下旬に水産研究・教育機構から漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。

大型クラゲ情報 (期間:6月17日~7月12日)

 ■ 水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターが7月12日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。

対馬海峡 長崎県五島列島の定置網で6月29日に2個体(傘径:50cm)、7月10日に1個体(傘径:50cm)の入網がありました。水産研究・教育機構が6月17日に行ったフェリーによる博多・釜山間の目視調査では、大型クラゲは確認されませんでした。

東シナ海 水産研究・教育機構が6月19~25日に行った調査船陽光丸による調査では、目視で4個体(傘径:30~90cm)確認され、調査ネットで2個体(傘径:110cm)採集されました。

■ 今のところ大量出現の兆候はみられませんが、今後の動向には注意が必要です。水産総合センターでは、大型クラゲの出現情報を収集しています。県内で大型クラゲを見つけたときは当センターにお知らせください。

石川県周辺海域の水温 (期間:7月1日~7月5日)

 ■ 沿岸の海面水温 7月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は22~23℃台で、過去5年平均との差は-1.0~+0.5℃程度でした。

■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は22.8~23.6℃で、前年同時期との差は-0.9~+0.3、過去5年平均との差は+0.5~+1.2℃でした。

■ 港内の水温 今期の水温は22.5~24.8℃で、前年同時期との差は-2.0~-0.6℃、過去5年平均との差は-0.4~+0.5℃でした。


石川県主要港の水揚状況 (期間:6月16日~30日)

 ■ 定置網 ブリ・ガンド・シイラは前年を上回り、サバ・マアジ・トビウオは前年を下回りました。ブリは86トン水揚げされました。4月から6月の累計は1,043トンで、前年(309トン)および過去5年平均(404トン)を上回っています。

■ まき網 サバ・ウルメイワシは前年を上回り、マイワシは前年を下回りました。

■ 底びき網・ごち網 ニギス・アマエビ・スルメイカは前年を上回り、ホッケ・アカガレイ・マダラは前年を下回りました。

■ 刺し網・釣り・その他 サザエ・マダコ・マダイは前年を上回り、イワガキ・ヤナギバチメは前年を下回りました。

■ 小型いか釣り スルメイカは前年を下回りました。

2023年7月4日火曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:6月16日~20日)

■ 沿岸の海面水温 6月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は18~21℃台で、過去5年平均との差は-1.5~-0.5℃程度でした。

■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は20.6~21.2℃で、6月上旬から約2.5℃上昇しました。前年同時期との差は+0.8~+2.0℃、過去5年平均との差は+1.0~+1.4℃でした。

■ 港内の水温 今期の水温は21.1~23.8℃で、前年同時期との差は+1.7~+2.3℃、過去5年平均との差は+1.2~+1.3℃でした。




小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~6月20日)

■ 今年5月1日から6月20日の小型いか釣りによるスルメイカ水揚量は107トンであり、前年(565トン)および過去5年平均(1,144トン)を下回っています。

■ 銘柄(1箱当たりの入り尾数)別の箱数割合をみると、今年は20尾入りと25尾入りの割合が48%で、魚体サイズは前年および過去5年平均より大きめです。

■ 5月1日から6月20日の延べ入港隻数は604隻であり、前年(1,380隻)および過去5年平均(2,549隻)を下回っています。同期間の入港1隻当たりの水揚量を求めたところ、今年は146kgであり、前年(410kg)および過去5年平均(429kg)を下回っています。1隻当たりの水揚量が少ないことに加えて、入港隻数も少ないため、水揚量がより少なくなっています。6月20日現在、主な漁場は西海・門前沖にあり、佐渡以北ではまだ本格的な漁場は形成されていない模様です。

石川県主要港の水揚状況 (期間:6月1日~15日)

■ 定置網 ブリ・マアジは前年を上回り、サバ・フクラギ・コゾクラ・フグ類・トビウオは前年を下回りました。マアジは165トン水揚げされました。マアジの4月前半月から6月前半の累計は410トンで、前年(263トン)および過去5年平均(246トン)を上回りました。

■ まき網 ウルメイワシは前年を上回り、サバは前年並み、マイワシは前年を下回りました。

■ 底びき網・ごち網 ニギス・アマエビ・アカガレイは前年を上回り、スルメイカは前年を下回りました。アマエビの3月から6月前半の累計は234トンで、前年(264トン)および過去5年平均(288トン)並みでした。

■ 刺網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年並み、ヤナギバチメは前年を下回りました。