2010年12月28日火曜日

スルメイカ漁況の見通し(漁法:定置網、期間:2011年1~3月)

石川県の1~3月の定置網によるスルメイカの漁獲量は、冬季(1月)の石川県以北沿岸(北緯40度以南・東経137度以東の日本海)の50m深平均水温が低いほど多くなる傾向があります。
これは、水温が低いほどスルメイカの分布域が沿岸寄りになるためと考えられ、厳冬であった2006年には1,208トンの好漁となりました。2007年以降は水温が高く、漁獲量は少なめに推移しています。
日本海海況予測システム(JADE)による予測計算では、2011年1月の50m深平均水温は過去3年平均並みの10.9℃であり、過去の漁獲量と50m深水温の相関関係式から、2011年1~3月の定置網によるスルメイカの漁獲量(331トン)は過去3年平均並みになると予想されます。

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