2012年6月4日月曜日

調査船白山丸によるスルメイカ分布量調査結果


 調査船白山丸は515日から23日に能登半島沖から北隠岐堆の付近でイカ釣り試験操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機11時間当たりの漁獲尾数)は、東経135度以東の能登半島沖では50.729.7尾と高く、東経134度以西の北隠岐堆付近では31.61.4尾と比較的低いことが分かりました。本調査のCPUEの平均値は23.5尾であり、昨年同時期(14.2尾)および過去5カ年同時期(17.3尾)の値を上回りました。5月の調査は漁場探索して任意に操業しているため、過去の結果とは厳密には比較できないものの、本年のスルメイカの分布状況は比較的良好であることがうかがえます。本調査で漁獲したスルメイカの魚体サイズ(外套長)の平均値は17.2㎝と昨年同時期と同等であり、過去5ヵ年平均(17.7㎝)に比べるとやや小さいことがわかりました。
(海洋資源部 四方崇文)




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