2013年11月20日水曜日

ズワイガニの水揚状況 (期間:11月6日~17日)

11月6日にズワイガニ漁が解禁となりました。橋立港・金沢港・蛸島港の解禁後12日間の水揚量は、雄ガニ(ズワイガニ):35.1トン、雌ガ二(コウバコ):53.3トンでした。

前年同期と比較すると、雄ガニは123%と多く、雌ガ二は92%と少なめでした。また、過去5年平均と比較すると、雄ガニは67%、雌ガ二は73%でした。近年、水揚量は雌雄とも減少していますが、2008年以降、出漁隻日数も減少しており、隻日数の減少が水揚量減少の主な要因と考えられます。

本県の出漁隻日当たりの水揚量の推移をみると、雄ガニ(2010年以降)では220kg前後、雌ガ二(2007年以降)では310kg前後で安定しています。このことから、富山県以西の日本海A海域の水揚量の約7割を占める山陰沿岸に比べて、本県沿岸では資源状況は比較的安定しているようです。底びき網漁業では、保護区設定や漁期短縮などの資源管理措置を追加的に講じており、このことが資源の安定に寄与しているものと考えられます。



0 件のコメント:

コメントを投稿