2014年8月5日火曜日

急潮情報(台風11号)

■8月5日6時の気象庁情報によれば、非常に強い勢力の台風11号はゆっくりと北上を続け、10日未明には九州の南岸に達する予想です。南大東島近海 (北緯 26.5度 , 東経 130.7度)での中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は 45m/s (85ノット)と予想されています。

■台風は、九州に接近した後、日本海を北東進する可能性があります。

■台風11号の予想進路と勢力は、図に示す通り、平成16年8月の台風16号のケースと類似しています。台風16号は山陰から日本海沿岸部を北東進し、舳倉島では26m/秒の猛烈な南西風が観測されました。

■内浦の長手埼から大野木沖では、南西風が強まった時刻に0.7~1.4ノットの下り潮が発生しました。その後、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播しました。舳倉島で南西風が最も強まってから、各地で上り潮が最も強まるまでの時間差は、長手埼で5時間、小木で11時間、大野木で18.5時間でした。

■台風11号が日本海を進んだ場合、外浦地区では、台風の接近に伴う南西風の強まりとほぼ同時に、強い下り潮の発生が予想されます。内浦海域では、南西風のピークから数時間から約20時間遅れて、強い上り潮が発生すると予想されます。

 ■台風11号による時化と急潮に厳重な警戒が必要です。今後の気象情報に注意し、早めに網を撤去するなどの防災対策を実施してください。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿