2014年2月28日金曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:2月22日~26日)

沿岸の海面水温 2月26日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は8~10℃台で、過去5年平均との差は-1.5~-0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は9.7~9.8℃で、2月中旬から約0.7℃低下しました。前年同時期との差は-0.4℃、過去3年平均との差は-0.5~-0.3℃でした。

港内の水温 今期の水温は9.0~10.0℃で、前年同時期との差は+0.3~+0.7℃、過去3年平均との差は-0.6~-0.1℃でした。

海洋資源部のホームページの紹介

石川県水産総合センター海洋資源部では各種情報をホームページで提供しています。主な内容は以下のとおりです。

漁況 漁海況情報の最新号とバックナンバーを掲載しています。「主要港の水揚日報」と「産地市場市況」には水揚量の最新情報を毎日更新・掲載しています。「スルメイカ情報」・「ブリ情報」・「大型クラゲ情報」などピックアップ情報もご覧いただけます。

海況 「海の天気予報」では4日先までの本県沿岸の潮流予測図がご覧いただけます。「潮流・水温観測ブイ」では本県沿岸に設置した観測ブイによる水温・潮流・波高の現況値がご覧いただけます。「急潮・台風情報」・「水温・塩分分布図」もご利用いただけます。

その他 「四季の魚カレンダー」では県内で水揚げされる様々な魚介類の水揚量・漁期・写真など がご覧いただけます。「資料・報告書」には海洋資源部関連の報告書を掲載しています。「携帯電話版情報」は水揚量・水温・潮流・気象などの情報を携帯電話でご覧いただくためのサイトです。携帯電話やスマートフォンに登録してご利用下さい。

ホームページのURLは下記のとおりです。日々の操業や業務にぜひご利用下さい。

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/suisan/center/sigenbu.html

石川県主要港の水揚状況 (期間:2月11日~20日)

定置網 サバ・マアジ・カワハギは前年を上回りましたが、スルメイカ・マイワシ・ブリは前年を下回りました。スルメイカの水揚げは1月下旬まで好調でしたが、2月上旬以降、前年および過去5年平均を下回っています。

まき網 マアジ・サバは上回りましたが、マイワシは前年を下回りました。

底びき網・ごち網 ハタハタは前年を上回り、アカガレイは前年並み、ズワイガニ・アマエビ・ニギスは前年を下回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) マダラは蛸島港・宇出津港を中心に90トン水揚げされ、前年・過去5年平均を上回りました。ベニズワイガニ・カワハギは前年を上回りましたが、アカガレイは前年を下回りました。

2014年2月20日木曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:1月16日~18日)

調査船白山丸は1月16~18日に金沢沖の水深400~500mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・網目16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、稚エビの分布を調べています。

2012年7月に頭胸甲長15mm付近にみられた2010年生まれの群れはその後順調に成長し、今回調査時(2014年1月)には漁獲対象サイズである同22mm以上になったものと考えられました。

2012年7月に頭胸甲長10mm付近にみられた2011年生まれの群れも順調に成長し、今回の調査では同19mm前後に成長したことが確認されました。この群れは来年には漁獲対象サイズになるものと考えられます。

2010年生まれの群れは2006年以降に生まれた群れの中で発生量が最も多く、2011年生まれの発生量もかなり多いと考えられます。2010年生まれに加えて、来年は2011年生まれが漁獲対象に加わることから、今後、アマエビの漁獲量は増加するものと見込まれます。

石川県周辺海域の水温 (期間:2月13日~17日)

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.5~10.6℃で、2月上旬から約0.9℃低下しました。過去3年平均との差は±0.0~+0.1℃でした。

港内の水温 今期の水温は8.1~10.7℃で、前年同時期との差は-1.0~+3.2℃、過去3年平均との差は-1.2~+2.9℃でした。

沿岸の海面水温 2月17日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は8~10℃台で、過去5年平均との差は-2.5~+1.0℃程度でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:2月1日~10日)

定置網 スルメイカは七尾地区を中心に26トン水揚げされました。スルメイカの水揚量は、12月下旬から1月下旬には過去5年平均を大きく上回って推移していましたが、2月上旬は大幅に減少しました。サバ・マアジ・カワハギは前年を上回りましたが、ブリ・マイワシ・ヤリイカは前年を下回りました。

まき網 マアジ・サバ・フクラギは蛸島港および七尾地区を中心に前年を上回りましたが、マイワシは前年を下回りました。

底びき網・ごち網 ズワイガニは12トン水揚げされました。11月上旬から2月上旬の累計は209トンで、前年(226トン)・過去5年平均(263トン)を下回って推移しています。アマエビは前年を上回り、ニギス・アカガレイは前年並み、ハタハタは前年を下回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) マダラは95トン水揚げされました。11月上旬から2月上旬の累計は397トンであり、前年(272トン)・過去5年平均(343トン)を上回って推移しています。ベニズワイガニ・アカガレイ・アマエビは前年並みでした。

2014年2月7日金曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:2月1日~5日)

沿岸の海面水温 2月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は11~12℃台で、過去5年平均との差は-2.0~+0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.6~11.7℃で、1月下旬から約0.4℃低下しました。前年同時期との差は+0.4~+0.7℃、過去3年平均との差は+0.6℃でした。

港内の水温 今期の水温は10.3~11.5℃で、前年同時期との差は-0.4~+2.4℃、過去3年平均との差は+0.5~+2.8℃でした。

底曳網の年間水揚量のまとめ (期間:2013年1月~12月)

2013年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松 波港・宇出津港)の沖合底曳網と小型 底曳網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量と水揚金額 2013年の水揚重量は5,122トンで、前年(5,586トン)の92%、過去10年平均(6,160トン)の83%でした。過去10年平均に比べて、アカガレイ・マダラなどが多かったものの、ハタハタ・アンコウ・ホッケなどが少なく、特 にハタハタの減少が目立ちました。一方、2013年の水揚金額は35.0億円であり、前年の100%、過去10年平均の91%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ・コウバコなどは多かったものの、ハタハタ・アマエビ・アカガレイ・ニギスなどが少なく、ハタハタの減少が目立ちました。

出漁回数 2013年の延べ出漁回数は11,217回で、前年の100%、過去10年平均の88%でした。また、2013年の1回出漁当たりの水揚金額は31.2万円でした。1回出漁当たりの水揚金額は2008年以降、概ね横ばいで推移しています。

産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2013年の指数は68.6で、前年(66.9)・過去10年平均(67.7)をわずかに上回りました。過去10年平均に比べて、アカガレイ・ニギスの単価
は低下したもののズワイガニ・コウバコの単価は上昇しました。

石川県主要港の水揚状況 (期間:1月21日~31日)

定置網 スルメイカは七尾地区を中心に104トン水揚げされました。12月上旬から1月下旬の累計は380トンであり、好調に推移しています。サバ・カワハギ・フクラギ・マアジ・サワラ・サゴシは前年を上回りましたが、ブリは前年を下回りました。

底びき網・ごち網 アマエビ・ホタルイカは前年を上回り、ニギス・マダラは前年並み、アカガレイ・ズワイガニ・ハタハタ・ノトエビは前年を下回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) ベニズワイガニ・フクラギ・カワハギは前年を上回り、マダラ・ガンド・ナマコ・ミズダコは前年並みでした。