2015年3月30日月曜日

ズワイガニ漁のまとめ (期間:2014年11月~2015年3月)

2014年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。

2014年漁期のズワイガニの水揚量は235トンで、前年(25
7トン)の91%、過去5年平均(325トン)の72%でした。2011年漁期以降、ズワイガニの水揚量は減少傾向にあります。2014年漁期のコウバコの水揚量は200トンで、前年(183トン)の109%、過去5年平均(200トン)の100%でした。2011年以降、コウバコの水揚量は横ばいで推移しています。2014年漁期は12月に荒天が続いたため出漁回数が少なく、このことがズワイガニの水揚量の減少に影響しました。

2014年漁期のズワイガニのキログラム単価は3,783円で、前年(3,541円)および過去5年平均(2,810円)を上回りました。コウバコの単価は1,442円で、前年(1,724円)を下回り、過去5年平均(1,448円)並みでした。2011年以降、ズワイガニの単価は上昇傾向にありますが、水揚重量は減少傾向にあるため、総水揚金額は概ね一定で推移しています。

本県の底びき網漁業者は資源を保護するためにコウバコの漁期短縮やミズガニの禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。2014年漁期のコウバコの出漁1回当たりの水揚量は139㎏と前年の88㎏を上回っており、資源管理の効果が現れつつあるようです。

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