2015年6月12日金曜日

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~6月5日)

小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは中盤になっています。漁期開始の5月上旬には比較的水揚量が多く、順調な滑り出しでしたが、中旬以降水揚げが伸び悩んでいます。

5月1日から6月5日の県内水揚量は868トンであり、不漁であった2011年を上回っているものの前年(1,433トン)および過去5年平均(1,245トン)を下回っています。銘柄別の箱数割合をみると、30尾入りと25尾入りが大部分を占め、20尾入りも例年より多く、前年および過去5年平均に比べて魚体は大きめです。現在、漁場の主体は西海・門前沖と輪島・珠洲沖にあり、一部、佐渡沖でも漁場が形成されている模様です。

4月28日発表の漁海況情報329号では、5月中旬の水温条件が比較的良好(能登半島北東沖と佐渡北沖の水温差が大きい)と見込まれたことから、5~7月の水揚量は過去5年平均をやや上回ると予想しました。しかし、5月中旬の水温条件はあまり良好でなかったことから、水揚量は過去5年平均を下回るものと予想されます。

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