2015年9月11日金曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:8月4日~6日)

調査船白山丸は8月4~6日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・目合16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、若齢エビの分布を調べています。

2012年生まれである頭胸甲長18mm前後の3歳エビは、1回の曳網当たり100尾採集されました。発生量の特に多かった2010年生まれ、2011年生まれに比べると少ないですが、それ以前と比較すると高い水準にあります。アマエビの県内漁獲量は2012年以降増加しており、今年は過去10年で最も多くなっています。2012年生まれが本格的に漁獲対象となる来年以降も、現状と同様に好漁が見込まれます。

2014年生まれである頭胸甲長11mm前後の1歳エビは、1回の曳網当たり515尾採集されました。この時期の1歳エビとしては2008年の調査開始以来最も多く、これらが順調に成長すれば、漁獲対象となる2018年以降も好漁が予想されます。

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