2016年5月31日火曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:5月12日~19日)

調査船白山丸は5月12日から19日に能登半島沖~日本海中央部(大和堆南方海域)~隠岐諸島沖でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、北緯38度43分・東経134度43分の操業点で52.8尾、北緯38度22分・東経134度23分の操業点で37.0尾と高く、これらの海域にスルメイカが多く分布していました。本調査の平均CPUEは18.9尾であり、前年同時期平均(21.0尾)および過去5年の同時期平均(20.3尾)をやや下回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均をやや下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は18.7cmであり、魚体は前年(19.0cm)よりやや小さく、過去5年平均(18.3cm)よりやや大きめでした。

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