2017年7月28日金曜日

大型クラゲ情報 (期間:6月25日~7月20日)

■ 国立研究開発法人水産研究・教育機構が7月13・18日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが7月20日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。
日本海 7月13日に島根県浜田市の定置網に傘径80cmの大型クラゲ(未同定)1個体、7月19日に山口県の定置網に傘径50cmの大型クラゲ1個体の入網がありました。
東シナ海 水産研究・教育機構の調査船陽光丸が6月25~27日に行った大型クラゲの目視調査では、東シナ海西部における出現量(平均密度)は0.067個体/100m2でした。前年とは調査海域が異なるため比較できませんが、前年より少ない結果でした。
黄海 広島大学が6月28~30日に行った国際フェリーでの目視調査では、黄海全域における出現量(平均密度)は0.0001個体/100m2で、前年同時期(0.33個体/100m2)をかなり下回りました。
対馬海峡 水産研究・教育機構が7月11日に行った国際フェリーでの目視調査では、対馬海峡西水道における平均密度は0.00024個体/100m2で、前年同時期(0.097個体/100m2)をかなり下回りました。
■ 目視調査等による分布状況より、大型クラゲの日本周辺海域への接近は比較的少ないと思われます。ただし、山陰でも定置網への入網が見られることから、石川県でも注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

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