2018年2月15日木曜日

底びき網の年間水揚状況のまとめ (期間:2017年1月~12月)

2017年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・宇出津港)の沖合底びき網と小型底びき網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量と水揚金額 2017年の水揚重量は4,532トンで、前年(4,659トン)の97%、過去10年平均(5,534トン)の82%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・マダラ・フグ類などが多く、ハタハタ・ニギス・アカガレイなどが少なくなりました。2017年の水揚金額は36.7億円であり、前年(37.4億円)の98%、過去10年平均(37.1億円)の99%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・ズワイガニ・フグ類・マダラなどが多く、ハタハタ・アカガレイ・ニギスなどが少なくなりました。
出漁回数 2017年の延べ出漁回数は9,608回で、前年の94%、過去10年平均の83%でした。また、2017年の1回出漁当たりの水揚金額は38.2万円でした。1回出漁当たりの水揚金額は2015年以降上昇傾向にあります。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2017年の指数は85.5で、前年(83.0)並みで、過去10年平均(70.8)を上回りました。過去10年平均に比べて、ニギスなどの単価は低下したものの、ズワイガニ・コウバコなどの単価が大きく上昇し、全体の価格指数を引き上げました。

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