2018年6月14日木曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:5月14日~22日)


調査船白山丸は5月14日から22日に能登半島沖から日本海中央部(大和堆南方海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は舳倉島付近で17.9尾と高かったものの、日本海中央部では0.0~5.0尾と極めて低く、沖合にはスルメイカはあまり分布していないことが分かりました。本調査の平均CPUEは4.0尾であり、前年同時期平均(27.7尾)および過去5年同時期平均(22.1尾)を大きく下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年5月のスルメイカの来遊量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は17.1cmであり、魚体は前年(17.9cm)および過去5年平均(18.6cm)より小さめでした。

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