2018年7月30日月曜日

大型クラゲ情報 (期間:6月26日~7月16日


国立研究開発法人水産研究・教育機構が7月9・10日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが7月6・11・18日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。

日本海 6月29日~7月16日に長崎県対馬・五島を中心として、定置網に傘径30~100cmの大型クラゲが1~8個体入網しました。

東シナ海 6月26~30日に水産研究・教育機構の調査船陽光丸で行われた大型クラゲの目視調査では、東シナ海西部における出現量(平均密度)は0.021個体/100m2で、前年同時期(0.053個体/100m2)を下回りました。また、6月19~20日に国際フェリーで行われた目視調査では、東シナ海における出現量(平均密度)は0.005個体/100m2で、前年同時期(0.0003個体/100m2)を上回りました。7月10~13日に仁川・連雲港間の国際フェリーで行われた目視調査では、青島南沖で傘径30~70cmの小規模な集団が目撃されました。上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査でも、済州島北沖及び対馬南沖で傘径50~100cmの小規模な集団が目撃されました。

黄海 6月27~29日に国際フェリーで行われた目視調査では、黄海における航海上では目撃がなく、前年同時期(0.0001個体/100m2)を下回りました。
対馬海峡  6月26日に国際フェリーで行われた目視調査では、対馬海峡東水道では1個体のみ確認され、西水道では目撃されませんでした。7月10日に国際フェリーで行われた目視調査では、東水道で20個体、西水道で15個体確認され、傘径は30~100cmでした。

水産研究・教育機構の大型クラゲの出現状況(7月9日発表)によると、発表時点での大型クラゲの分布状況は、昨年同様、低水準にとどまっています。しかし、それ以降も対馬海峡で目撃情報があることから注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

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