2018年8月15日水曜日

大型クラゲ情報 (期間:7月17日~8月7日)

国立研究開発法人水産研究・教育機構および一般社団法人漁業情報サービスセンターが8月8日までに発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。

日本海 7月17~30日に長崎県対馬・五島・壱岐の定置網で傘径50~100cmの大型クラゲが1~6個体入網しました。7月19~21日に山口県長門市の定置網で傘径40cmの大型クラゲが2~5個体入網しました。8月1日に兵庫県の調査船が浜坂沖で1個体(傘径30cm)確認しました。8月6日に福岡県宗像市の定置網で1個体(傘径60cm)入網しました。

東シナ海 7月19~22日に水産研究・教育機構の調査船陽光丸で行われた大型クラゲの目視調査では、大型クラゲの出現は確認されませんでした。7月24~27日に仁川・連雲港間の国際フェリーで行われた目視調査では、青島南沖で傘径60~100cmの小規模な集団が目撃されました。上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査でも、壱岐南沖で傘径50~70cmの小規模な集団が目撃されました。また、7月5日に東シナ海の底引き網で3個体(傘径50cm)入網しました。

対馬海峡 7月24日に国際フェリーで行われた目視調査では、対馬海峡東水道で1個体、西水道で2個体が確認され、傘径は30~60cmでした。また、8月7日に東水道で8個体、西水道で2個体確認され、傘径は20~50cmでした。

現時点での大型クラゲの分布水準は、昨年同様、低水準にとどまっており、大量出現の可能性は低いと思われますが、対馬・五島・壱岐の定置網で散発的な入網が継続していることから引き続き注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

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