2019年2月28日木曜日

水産総合センター公開セミナーを開催しました

当センターでは昨年度から、より広く県民の皆さんに日頃の研究成果や活動内容を知っていただくため、一般の方も参加できる公開セミナーを開催することとし、今年度は平成31年2月16日(土)に金沢みなと会館(金沢市無量寺町)で昨年度より15名多い60名の参加をいただき開催しました。

内容は、時代が平成から新しい時代を迎えることに当たり「いしかわの魚の魅力、今そして未来」と題し次の演題 (発表者)で発表しました。
    ① いしかわの魚の移り変わり (海洋資源部 原田浩太朗)
    ② 誕生 石川の新たな特産品「能登とり貝」 (生産部 海田 潤)
    ③ 能登の伝統的な発酵食品「いしる」の魅力 (技術開発部 小谷美幸)
    ④ アユは海からやってくる、遡上量予測の試み (内水面水産センター 増田泰隆)

さらに、特別講演として石川県羽咋市ご出身で宮城大学の西川正純教授から、健康な生活に向け石川で漁獲される魚を例に、魚の持つ栄養素・機能性をはじめ魚食の重要性などについて「健康へのパスポート 石川の魚」と題し講演していただきました。

参加者の皆さんにアンケート(回収率87%)をさせていただいたところ、「トリガイの育成方法やアユの生態が勉強になった」、「魚を食べることの重要性が判った」など、全体を通して約80%の方から満足との回答をいただきましたが、「もう少し掘り下げた内容を聞きたかった」、「暗くてメモが取りずらい」、「カキや海藻を聞きたい」など貴重なご意見やご要望もいただきました。今後も、こうした意見などを参考にさせていただきながら、セミナーの充実に努めていきたいと考えております。

発表の内容については、今後、この漁海況情報でも逐次報告していく予定です。

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