2020年1月16日木曜日

スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2019年10月~11月)


日本海に分布するスルメイカは主に秋頃に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究教育機構・日本海区水産研究所は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計79点で調査が行われました。

調査点当たりの稚仔採集個体数は0.20尾(暫定値)と前年(0.17尾)並みに少なく、2016年以降、低水準が続いています。近年、スルメイカの資源水準は低下する傾向にあり、稚仔分布量も低水準であることから、今年春以降の漁模様が心配されます。


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