2020年6月30日火曜日

アユ釣りが解禁されました。


 6 月 16 日、県内の主な河川で今シーズンのアユ釣りが解禁されました。
 当日は 14 日に降った大雨の影響により、多くの河川で水が濁るなど条件の悪い中でのシーズン到来となったため、例年に比べて人出は少なくなりましたが、いくつかの河川では解禁を待ちわびた愛好者が朝から釣りを楽しむ姿が見られました。

 アユは全国各地に分布しており、 1 年という短い一生のうちに海と川を行き来する回遊魚です。
 本県では秋( 10 月~ 11 月上旬)になると河川の下流域で産卵が見られます。約 2 週間後にふ化した仔アユは海(河口付近の沿岸域)へと下り、冬 の間はプランクトンを食べて成長します。
 春( 4 月~ 6 月上旬)になると河川に遡上し、川底の藻類(コケ)を主食とするようになります。

 内水面水産センターでは、毎年、手取川におけるアユの遡上状況調査を行っています。今年は暖冬の影響もあってか、例年よりも早く遡上が始まり、サイズも大きいものが多く確認されました。また各漁協によると、今年は県内の多くの河川でアユの遡上が多くみられており、成長も良好とのことから、河川状況の回復 等 により釣果が上がることを期待しています。これから秋の産卵期 にかけて、たくさんのアユが太 公望を楽しませてくれることでしょ う。 (山岸 大)

0 件のコメント:

コメントを投稿