2024年3月27日水曜日

底びき網の年間水揚状況のまとめ(期間:2023年1月~12月)

 ■ 2023年の県内主要港(橋立・金沢・富来・輪島・蛸島・鵜飼・宇出津)の沖合底びき網漁業と小型底びき網漁業による水揚げの概要は以下のとおりです。

■ 水揚重量と水揚金額 2023年の水揚重量 は 3,785 ト ン で 、前 年( 3,891 ト ン )の97%、過去10年平均(4,486トン)の84%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ雌(香箱ガニ)・ホッケなどが多く、ハタハタ・マダラなどが少なくなりました。2023年の水揚金額は40.6 億 円 で あ り 、前 年(37.4億円)の108%、過去10年平均(35.8億円)の113%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・ニギス・ホッケ・スルメイカなどで多く、ハタハタ・マダラなどで少なくなりました。

■ 出漁回数 2023年の延べ出漁回数は7,411回で、前年の95%、過去10年平均の79%でした。また、2023年の1回出漁当たりの水揚金額は54.8万円で、前年の114%、過去10年平均の141%でした。

■ 産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2023年の指数は108.1で、前年(108.5)並みで、過去10年平均(87.5)を上回りました。過去10年平均に比べて、ズワイガニ雌(香箱ガニ)などの単価が低下したものの、ズワイガニ雄(加能ガニ)・アマエビ・ハタハタ・スルメイカなどの単価は上昇しました。

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