2017年7月4日火曜日

急潮情報2017-2-2

■本日06時45分気象庁発表の台風情報によれば、5時現在、長崎市の西南西約160㎞に位置する台風3号は、九州を上陸後、日本列島を東進し本日夜半には太平洋へ抜けるものと予想されています。
■今のところ石川県周辺海域では、15m/sを超える強風は予想されておらず、急潮が発生する可能性は低いと予想されます。
■一方、台風および梅雨前線の影響で、強い雨が降ることが予想されることから土砂等の流出に警戒が必要となります。
今後の気象情報に十分注意するとともに、漁具等の点検・管理に努められるようお願いします。

2017年7月3日月曜日

急潮情報2017-2-1

■本日03時50分気象庁発表の台風情報によれば、3時現在、石垣島の北北西約40㎞に位置する台風3号は、日本海を東進し5日3時には若狭湾沖に達すると予想されています。
■今のところ台風の勢力予想は弱めで、大きな急潮が発生する可能性は低いものの、今後勢力が強まり、日本海沖側のコースを通るようなことがあれば、急潮が発生する可能性が高まります。
■なお、ここ数日、能登北部海域を中心に0.5~0.8ノット程度の強い流れが続くことが見込まれます。
■今後の気象情報・急潮情報等に十分注意するとともに、漁具の点検・管理に努め、適時に迅速な急潮対策が講じられるよう準備をお願いします。

2017年6月30日金曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:6月19日~26日)

スルメイカの資源状況を調べるため、現在、日本海側道県研究機関と国立研究開発法人水産研究・教育機構の試験船が共同してスルメイカ漁場一斉調査を行っています。石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月19日から26日に能登半島沖~大和堆周辺海域の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は10.5~57.7尾であり、能登半島近海にスルメイカが多く分布し、大和堆周辺海域では分布密度はやや低めでした。全調査点の平均CPUEは25.3尾であり、前年(18.5尾)を上回り、過去5年平均(25.9尾)並みでした。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.5cmであり、魚体は前年(20.5cm)および過去5年平均(21.0cm)に比べて小さめでした。なお、7月下旬に水産研究教育機構から漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~6月25日)

小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは終盤に入っています。5月1日から6月25日の県内水揚量は1,997トンで、前年(1,150トン)を上回り、過去5年平均(1,876トン)並みとなっています。6月25日現在、能登半島沿岸や積丹半島沿岸に漁場が形成されていますが、新潟県から青森県の沿岸では漁場形成は不活発な模様です。

銘柄(1箱当たりの入り尾数)別の箱数割合をみると、今年は30尾入りと40尾以上入りの比率が高く、前年および過去5年に比べて魚体は小さめとなっています。