2017年9月14日木曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:9月6日~10日)

沿岸の海面水温 9月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は25℃台で、過去5年平均との差は-0.5~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は24.9~26.4℃で、8月下旬から約1.5℃低下しました。前年同時期との差は-0.5~+0.6℃、過去3年平均との差は-0.5~+1.3℃でした。
港内の水温 今期の水温は24.9~26.4℃で、前年同時期との差は-1.7~+0.1℃、過去3年平均との差は-0.9~+0.7℃でした。

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:8月19日~27日)

調査船白山丸は8月19日から27日に日本海中央部(大和堆北東付近)から渡島半島西沖でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は3.2~33.5尾であり、スルメイカは広く分布しているものの漁獲は振るいませんでした。本調査の平均CPUEは15.8尾であり、前年同時期平均(31.6尾)および過去5年同時期平均(29.0尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年8月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は21.7cmであり、魚体は前年(21.5cm)並みで、過去5年平均(22.2cm)より小型でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:8月16日~31日)

定置網 カタクチイワシ・フクラギは前年を上回り、シイラ・マアジ・サバは前年を下回りました。
まき網 ガンド・ブリは前年並み、フクラギは前年を下回りました。サバは110トン水揚げされました。8月前半から後半までの累計は171トンで、前年(18トン)および過去5年平均(137トン)を上回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を上回りました。
刺網・釣り・その他 サザエ・ベニズワイガニ・カワハギは前年を上回りました。アカイカは2トン水揚げされました。7月前半から8月後半までの累計は5トンで、前年(9トン)を下回り、過去5年平均(6トン)並みでした。

2017年9月13日水曜日

急潮情報2017-4-1(台風18号)

 ■本日05時45分気象庁発表の台風情報によれば、5時現在、宮古島の南東約170㎞に位置する強い台風18号は、勢力を拡大しながら、週末には九州に接近すると予想されています。

■台風通過に伴い、大きな時化が予想されます。また、進路が予報円の北寄りの日本海上をとった場合、大きな急潮が発生する可能性も高くなります。

■今後の気象情報・急潮情報等に十分注意するとともに、漁具の点検・管理に努め、いつでも迅速な急潮対策が講じられるよう準備をお願いします。