2022年5月19日木曜日

スルメイカの漁況の見通し (予報期間:5月~7月)

 ■ 石川県沿岸 5月~7月のスルメイカの水揚量は5月中旬の本県周辺海域の50m深水温が低い年ほど多い傾向にあります。水温が低いとイカの北上が遅くなり、本県沿岸で漁場が長期間形成されるためと考えられます。海況数値モデルでは、今年5月中旬の50m深水温は前年より低くなると予想されています。水温と水揚量の関係式から、今期の小型イカ釣りによる水揚量は3,040トンと見積もられ、前年(1,343トン)および過去5年平均(2,431トン)を上回ると予想されます。

■ 日本海沿岸 今年4月に漁獲加入前のスルメイカ(外套長2~10cm程度)の分布量を調べるため、水産資源研究所などは日本海で表層トロール調査を行いました。調査時に外套長5cm以上であったイカが5月~7月の漁獲対象になります。外套長5cm以上のイカの調査点当たりの平均採集尾数は10.0尾で、前年(3.4尾)および過去5年平均(6.4尾)を上回りました。また、昨年秋に水産資源研究所が行った孵化幼生調査では、調査点当たりの平均分布密度は0.33尾で前年(0.62尾)および過去10年平均(0.59尾)を下回りました(493号で報告)。以上の調査結果と海況予報を主要な情報として、今期の日本海沿岸への来遊量は前年を上回り過去5年平均並みと予想されています。日本海沿岸の漁況予報(2022年度第1回日本海スルメイカ長期漁況予報)の詳細については、水産庁の資源評価等推進委託事業のページ(http://abchan.fra.go.jp/)をご覧ください。



石川県主要港の水揚状況 (期間:4月1日~15日)

 ■ 定置網 サバ・カタクチイワシ・メジは前年を上回り、マダイは前年並み、マイワシ・スルメイカ・サワラ・サゴシは前年を下回りました。マイワシは1,090トン水揚げされました。マイワシの2月から4月前半の累計は9,466トンで、前年( 7,088 トン) および過去5 年平均(5,025トン)を上回りました。

まき網 サバ主体の水揚げでした。

底びき網・ごち網 マダラは前年を上回り、ニギス・フグ類・アマエビは前年並み、アカガレイは前年を下回りました。

刺網・釣り・その他 フグ類は前年を上回り、ベニズワイガニ・ヤナギバチメは前年並みでした。



2022年5月2日月曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:4月16日~20日)

■ 沿岸の海面水温 4月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面

水温は12~13℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.0℃程度でした。

■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.3~11.9℃で、4月上旬から0.6℃上昇しました。前年同時期との差は-1.1℃、過去5年平均との差は-1.3~+0.2℃でした。

■ 港内の水温 今期の水温は13.2~16.0℃で、前年同時期との差は-0.3~+0.9℃、過去5年平均との差は-0.3~+2.9℃でした。







2022年4月24日日曜日

急潮情報(低気圧)2022-Ⅰ


26日(火)から27日(水)にかけて、低気圧や前線が日本海を通過し、それに伴い石川県沖の海上風がかなり強まる見込みです(下図)。

4月24日8時発表の(一財)日本気象協会石川県沖予報によれば、26日夕方から27日未明にかけて、南西風が加賀沖海上で17~18m/s、輪島沖海上で20~21m/sまで強まる予想です。

予報どおりの海上風が吹いた場合には、加賀海域から能登半島西岸の外浦沿岸部では、南西風の強まりとともに1ノット程度の強い下り潮が発生すると見込まれます。

能登半島東岸では、27日昼頃から夜遅くにかけて1ノット程度の強い上り潮が発生すると見込まれます。

今後の気象情報に十分注意するとともに、必要に応じて網抜き等適切な急潮対策をとるようお願いします。