沿岸の海面水温 1月25日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は10~12℃台で、過去5年平均との差は-1.0~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.7~12.7℃で、1月中旬から約0.6℃低下しました。前年同時期との差は-0.4~-0.3℃、過去3年平均との差は-0.8~-0.4℃でした。
港内の水温 今期の水温は9.5~11.4℃で、前年同時期との差は-0.9~+1.1℃、過去3年平均との差は-1.1~+0.4℃でした。
2018年1月30日火曜日
定置網の年間水揚状況のまとめ (期間:2017年1月~12月)
2017年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量 2017年の水揚重量は8,721トンであり、前年(21,680トン)の40%、過去10年平均(16,385トン)の53%でした。マイワシの水揚重量が56トンと前年(8,666トン)および過去10年平均(2,512トン)に比べて非常に少なかったほか、マアジ・フクラギ・コゾクラ・スルメイカ・サバ等も少なく、総水揚重量は1995年以降最少となりました。
水揚金額 2017年の水揚金額は30.7億円であり、前年(43.5億円)の70%、過去10年平均(41.0億円)の75%でした。全体的に水揚重量が少なかったために、金額も伸び悩みました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2017年の指数は67.7で、前年(62.7)をやや上回り、過去10年平均(65.6)並みでした。ブリ・マイワシなどの単価が低下したものの、サワラ・サゴシ・スルメイカなどの単価が上昇し、産地価格指数も2年続けての上昇となりました。
水揚重量 2017年の水揚重量は8,721トンであり、前年(21,680トン)の40%、過去10年平均(16,385トン)の53%でした。マイワシの水揚重量が56トンと前年(8,666トン)および過去10年平均(2,512トン)に比べて非常に少なかったほか、マアジ・フクラギ・コゾクラ・スルメイカ・サバ等も少なく、総水揚重量は1995年以降最少となりました。
水揚金額 2017年の水揚金額は30.7億円であり、前年(43.5億円)の70%、過去10年平均(41.0億円)の75%でした。全体的に水揚重量が少なかったために、金額も伸び悩みました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2017年の指数は67.7で、前年(62.7)をやや上回り、過去10年平均(65.6)並みでした。ブリ・マイワシなどの単価が低下したものの、サワラ・サゴシ・スルメイカなどの単価が上昇し、産地価格指数も2年続けての上昇となりました。
石川県主要港の水揚状況 (期間:1月1日~15日)
定置網 スルメイカ・スズキ・フクラギ・コゾクラは前年を上回り、マアジ・サバは前年を下回りました。カワハギは128トン水揚げされました。10月前半から1月前半までの累計は208トンで、前年(79トン)および過去5年平均(111トン)を上回りました。ブリは52トン水揚げされました。11月前半から1月前半までの累計は209トンで、前年(357トン)および過去5年平均(397トン)を下回りました。
まき網 ブリ主体の水揚げで、前年を上回りました。
底びき網・ごち網 アマエビ・アカガレイ・ズワイガニ・マダラは前年を上回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・カワハギは前年を上回り、マダラは前年並みでした。
まき網 ブリ主体の水揚げで、前年を上回りました。
底びき網・ごち網 アマエビ・アカガレイ・ズワイガニ・マダラは前年を上回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・カワハギは前年を上回り、マダラは前年並みでした。
2018年1月15日月曜日
スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2017年10月~11月)
■ 日本海に分布するスルメイカの多くは秋に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究教育機構・日本海区水産研究所は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計68点で調査が行われました。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.12尾と前年(0.13尾)並みに少なく、過去5年平均(0.84尾)を大きく下回りました。採集個体数は1989年以降で最も少なく、資源が少なかった1980年代の水準にまで低下していることから、今年春以降の漁への影響が懸念されます。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.12尾と前年(0.13尾)並みに少なく、過去5年平均(0.84尾)を大きく下回りました。採集個体数は1989年以降で最も少なく、資源が少なかった1980年代の水準にまで低下していることから、今年春以降の漁への影響が懸念されます。
登録:
投稿 (Atom)