2012年8月10日金曜日

平成24年度 大型クラゲ情報 第2号

 8月6日までに、独立行政法人水産総合研究センターがとりまとめた大型クラゲの出現と予測に関する情報は次のとおりです。


(出現状況)
・本年の出現量は、昨年度および一昨年度より多いものの、大量出現があった平成21年度と比べて少ない状況です(黄海における出現密度は大量出現があった平成21年度の約1/5)。

・7月下旬に行われた日中フェリーでの目視調査では、黄海中央部から済州島南沖のほぼ全域で出現が認められ、済州島付近に高密度の分布域を確認しました。

・対馬海峡では7月18日に日韓フェリーの目視調査で初確認がありました。その後は、主に対馬西水道で出現が継続しています。

・7月末以降、対馬各地の定置で数個~最大46個の入網がみられています。

・7月下旬に山口県、島根県、鳥取県の調査船が、対馬東方から隠岐島西方海域で行った分布調査では出現が確認されませんでした。8月6日現在、山陰海域では出現が確認されていません。

(移動予測)
・黄海から東シナ海に出現している個体は、8月中旬以降も引き続き、主に対馬海峡西水道から日本海に流入する可能性があります。

・これらは、韓国東岸を北上した後、南下しながら分布を東方へ拡大し、その一部は8月中旬頃に丹後半島沖合に達する可能性があります。

※今後8月下旬頃には本県沿岸に大型クラゲが来遊する可能性があります。今後の情報にご注意ください。

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