■ 水産研究・教育機構、並びに本県を含む北 海道から鳥取県の7道県の調査船が6月中旬か ら7月中旬に日本海の50定点でイカ釣り一斉調 査を行い、スルメイカの分布や魚体サイズ(外 套長)を調べました。水産研究・教育機構が発 表した来遊量の見込みの概要は以下のとおり です。
■ 来遊状況 全調査点の釣機1台1時間当た りの漁獲尾数(CPUE)の平均値が来遊量の指 標になります。今年の平均CPUEは0.30尾であ り、前年(0.38尾)および過去5年平均(4.53尾) を下回り、過去最低となりました。したがって、今 年の日本海の来遊量は前年および過去5年平 均を下回っていると考えられます。
■ 分布状況と魚体サイズ 調査海域の全域で CPUEは低く、スルメイカが高密度に分布する海 域はありませんでした。外套長17cm台と14cm 台の個体が多かったですが、100尾以上を測定 できた調査点が2点しかなく、全域の特徴を捉え 切れていない可能性があり、参考情報としま す。
■ 来遊量の見込み 以上の結果から、8~12 月の日本海全体の来遊量(漁獲量)は前年お よび過去5年平均を下回ると予想されます。海 域別の予想は以下のとおりです。 道北・道央: 前年・過去5年平均を下回る。 道南・津軽: 前年・過去5年平均を下回る。 本州北部日本海: 前年・過去5年平均を下回 る。 西部日本海: 前年・過去5年平均を下回る。 沖合域: 前年・過去5年平均を下回る。 本予報の詳細については下記URLの資料をご覧ください。
日本海スルメイカ長期漁況予報:https://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2025/20250731_srm-n/
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