2012年1月23日月曜日
石川県主要港の水揚げ状況(1月1日~10日)
・定置網
ブリは豊漁だった前年を下回りました。サイズは4~8kg台が主体でした。11月~1月上旬までの累計は374トンで過去10年平均の139%でした。メジマグロは7~9kg台主体にまとまった水揚げが続き、前年を上回りました。サバ類・ソウダガツオは前年を上回り、マアジは前年並みでした。
・まき網
ガンドは金沢港・蛸島港主体に前年を上回り、フクラギは前年を下回りました。
・底びき網・ごち網
アカガレイ・アマエビは前年を上回り、ズワイガニは前年並み、コウバコガニ・ニギスは前年を下回りました。ズワイガニ・コウバコガニの解禁から1月上旬までの累計は、ズワイガニが205トン(前年比92%)、コウバコガニが170トン(前年比77%)で、いずれも前年を下回りました。
・その他(刺し網・釣り・採介藻など)
マダラ・アカガレイ・スルメイカは前年を上回り、ミズダコ・マダコは前年並みでした。
2012年1月12日木曜日
平成23年の地先水温(1年間のまとめ)
平成23年に加賀市橋立港・志賀町赤住地先・能登町宇出津港・七尾市石崎港で実施した水温観測結果(月別の平均水温と平年差)は以下のとおりでした。
・冬(1月~3月) -平年並み-
1・2月の地先水温は平年並みで推移しましたが、3月は気温がかなり低めで推移したこともあり、水温も低めに転じました。
・春(4月~6月) -かなり低め-
外浦海域の地先水温はやや低めで推移しました。内浦海域は期間をとおしてかなり低めで推移し、宇出津港では、6月としては過去30年間で最も低い月平均水温を記録しました。
・夏(7月~9月) -平年並み-
梅雨明けがかなり早かったこともあり、7月の地先水温は外浦海域・内浦海域ともに平年並みに戻りました。8・9月も平年並みからやや高めで推移しました。
・秋(10月~12月) -やや高め-
10月の地先水温は平年並みで推移しましたが、11月はかなり高めとなりました。気温の高い日が続き、石崎港では、11月としては過去30年間で最も高い月平均水温を記録しました。
沿岸観測ブイの水温(1月5日~9日の平均)
・沿岸観測ブイの水温(水深10m) 内浦海域の観測点は、12月下旬まで過去3年平均並みで推移していましたが、1月上旬は低めとなりました。1月5日~9日の平均水温は13.5℃~14.3℃で、12月下旬に比べ約1.3℃低下しました。
・港内水温(水深1.5m) 宇出津港では過去3年平均並みとなりました。1月5日~9日の平均水温は11.2℃~13.8℃で、12月下旬に比べ約1.7℃低下しました。
石川県主要港の水揚げ状況(12月21日~31日)
・定置網
ブリは宇出津港・七尾地区主体に前年を上回りました。サイズは7~8kg台主体に、5~6kg台もみられました。11月~12月末までの累計は335トンで過去10年平均の160%でした。フクラギ・サバ類・ウマヅラハギ(かわはぎ)は前年並み、マアジ・ウルメイワシ・マイワシ・サワラ(サゴシを含む)は前年を下回りました。
・まき網
ガンドは金沢港・蛸島港主体に前年を上回り、フクラギは前年を下回りました。
・底びき網・ごち網
ズワイガニ、コウバコガニ・アカガレイ・アマエビは前年を上回り、ニギス・マダラは前年並みでした。ズワイガニ・コウバコガニの解禁から12月31日までの累計は、ズワイガニが172トン(前年比92%)、コウバコガニが183トン(前年比78%)で、いずれも前年を下回りました。
・その他(刺し網・釣り・採介藻など)
アンコウ・アカガレイ・マダコは前年を上回り、マダラは前年を下回りました。
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