2012年1月31日火曜日
沿岸観測ブイの水温(1月25日~29日の平均)
・沿岸観測ブイの水温(水深10m) 内浦海域の観測点では、1月中旬は過去3年平均に比べ高めで推移していましたが、1月下旬は低めとなりました。1月25日~29日の平均水温は11.4℃~12.8℃で、1月中旬に比べ約1.1℃低下しました。
・港内水温(水深1.5m) 宇出津港・石崎港では過去3年平均に比べ低めとなりました。1月25日~29日の平均水温は8.1℃~11.7℃で、1月中旬に比べ約1.3℃低下しました。
石川県主要港の水揚げ状況(1月11日~20日)
・定置網
ブリは前年・過去10年平均を下回りました。11月~1月中旬までの累計は418トンで、過去10年平均の123%でした。フクラギ・スルメイカ・ヤリイカ・メジマグロは前年を上回り、マアジは前年並み、ウマヅラハギ(かわはぎ)は前年を下回りました。
・まき網
ブリ・ガンド・フクラギは、金沢港・蛸島港主体にいずれも前年を下回りました。
・底びき網・ごち網
ズワイガニ・アマエビ・ニギス・アカガレイは前年を上回りました。
・その他(刺し網・釣り・採介藻など)
マダラは、例年であれば1月下旬頃よりまとまった水揚げがみられますが、今漁期は漁期が遅れ、前年・過去5年平均を下回って推移しています。
2012年1月23日月曜日
定置網漁業の年間水揚げ状況(平成23年のまとめ)
・集計期間:平成23年1月~12月
・漁業種類:石川県内主要港の大型定置網漁業と小型定置網漁業
・集計対象港:橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港・七尾地区
1 漁獲量(図 1)
石川県内主要港における平成23年の漁獲量は、15,457トンで平年並みでした(平年比111%、前年比103%)。ブリが1月に記録的な豊漁となった他、ガンド・フクラギ・マイワシ・マダラが好調でしたが、マアジ・カタクチイワシ・ソウダガツオ・シイラ・アオリイカが低調でした。
2 水揚金額(図 1)
水揚げ金額は53.5億円で、平年を上回りました(平年比132%、前年比144%)。水揚げ金額に占める割合が最も高いブリの水揚げが好調だったことや、サワラの漁獲サイズが大型主体となり、平均単価が前年を3割ほど上回ったことなどから、平成7年以降では最も高い値となりました。
3 産地価格(図2)
県内産地価格(定置網漁業)の推移について、平成7年を100とした指数でみると、平成23年は73で前年並みでした。近年の推移をみると、平成21年に急激に下落した後、横ばいで推移しています。
(海洋資源部 木本昭紀)
沿岸観測ブイの水温(1月15日~19日の平均)
・沿岸観測ブイの水温(水深10m) 内浦海域の観測点は、1月上旬まで低めで推移していましたが、1月中旬は高めとなりました。1月15日~19日の平均水温は12.7℃~13.4℃で、1月上旬に比べ約0.8℃低下しました。
・港内水温(水深1.5m) 宇出津港では過去3年平均を上回りました。1月15日~19日の平均水温は橋立港が11.0℃、宇出津港が12.8℃で、1月中旬に比べ約0.6℃低下しました。
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