2013年9月20日金曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:9月5日~12日)

調査船白山丸は9月5日から12日に日本海中央部の大和堆周辺海域から北海道積丹半島西沖でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、大和堆周辺海域で39.2尾~62.0尾、積丹半島西沖で43.0尾と高く、これらの海域にスルメイカが高密度に分布していました。本調査の平均CPUEは38.3尾で、前年9月調査(65.2尾)および過去5年間の9月調査平均(44.5尾)を下回りました。本調査で漁獲したスルメイカの平均外套長は23.7cmで、前年(24.8cm)に比べて魚体はやや小さめでした。

石川県周辺海域の海面水温 (期間:9月13日~17日)

沿岸の海面水温 9月17日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は25~26℃台で、過去5年平均との差は-0.5~+0.75℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.9~26.9℃で、9月上旬から約0.7℃低下しました。前年同時期との差は-2.0~-1.8℃、過去3年平均との差は-1.7~0.0℃でした。


港内の水温 今期の水温は26.9~27.9℃で、前年同時期との差は-1.8~-1.6℃、過去3年平均との差は-1.3~-0.8℃でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:9月1日~10日)

定置網 フクラギは前年を上回りましたが、コゾクラ・シイラ・マアジ・サワラ・サゴシ・カマス・アオリイカなどは前年を下回りました。

まき網 ブリ・フクラギは前年を上回りましたが、マサバ・マアジは前年を下回りました。

底びき網・ごち網 今月から底びき網の沿岸操業が始まり、ニギス・アマエビ・ハタハタなど主要魚種が水揚げされています。アマエビは前年を上回り、過去5年平均並みの順調な滑り出しとなっています。ニギスは前年並み、ハタハタ・アカガレイは前年を下回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) ベニズワイガニ・カワハギ・ハタハタなどは前年を上回りましたが、スズキ・マダイは前年を下回りました。アカイカ(ケンサキイカ)の水揚げは8月下旬まで好調でしたが、9月に入って減少し、過去5年平均並みに近づきつつあります。

2013年9月9日月曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:8月20日~22日)

調査船白山丸は8月20~22日に金沢沖の水深400~500mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・網目16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、稚エビの分布を調べています。

2011年8月に頭胸甲長10mm付近にみられた2010年生まれの群れは、本調査では同19mm付近に順調に成長していることが確認されました。また、2012年7月に同10mm前後であった2011年生まれの群れは同15mm付近に成長していると考えられます。

2010年生まれの群れの分布量は2006年以降に生まれた群れの中で最も多く、2011年生まれの群れも比較的多いと考えられます。従って、これらが漁獲サイズに成長する2014年以降、漁獲量は増加すると予想され、今年9月以降の操業でも20mm前後の小型エビが入網すると考えられます。アマエビ資源をうまく利用して水揚げを増やすには、単価の高い大型エビになるのを待って漁獲することが大切です。漁業者の皆様には、小型エビが多く入網する海域での操業をひかえるなど資源の有効利用に努めていただきますようお願いします。