調査船白山丸は5月12日から19日に能登半島沖~日本海中央部(大和堆南方海域)~隠岐諸島沖でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、北緯38度43分・東経134度43分の操業点で52.8尾、北緯38度22分・東経134度23分の操業点で37.0尾と高く、これらの海域にスルメイカが多く分布していました。本調査の平均CPUEは18.9尾であり、前年同時期平均(21.0尾)および過去5年の同時期平均(20.3尾)をやや下回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均をやや下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は18.7cmであり、魚体は前年(19.0cm)よりやや小さく、過去5年平均(18.3cm)よりやや大きめでした。
2016年5月31日火曜日
小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~23日)
5月1日から23日の県内水揚量は423トンであり、前年(388トン)をやや上回り、過去5年平均(567トン)を下回っています。5月第3週から第4週にかけて月夜であったため、水揚げは停滞ぎみに推移しました。主な漁場は5月前半には門前・西海沖でしたが、5月中頃から珠洲沖となっており、蛸島に水揚げする割合が増えています。
銘柄(1箱当たりの入り尾数)別の箱数割合をみると、25尾入りと30尾入りが多く、40尾以上入りが少なく、前年および過去5年平均に比べて魚体は大きめです。
銘柄(1箱当たりの入り尾数)別の箱数割合をみると、25尾入りと30尾入りが多く、40尾以上入りが少なく、前年および過去5年平均に比べて魚体は大きめです。
石川県周辺海域の水温 (期間:5月22日~26日)
5月26日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は16~17℃台でした。今期の観測ブイの水温は16.4~17.6℃で、過去3年平均との差は-0.1~+0.9℃程度でした。
※ 今シーズンより、安宅沿岸に設置していた観測ブイを橋立沿岸に移設しました。
※ 今シーズンより、安宅沿岸に設置していた観測ブイを橋立沿岸に移設しました。
石川県主要港の水揚状況 (期間:5月1日~15日)
定置網 マイワシ・サワラ・サゴシは前年を上回り、マアジ・ガンドは前年を下回りました。
まき網 ウルメイワシは前年を上回り、マイワシは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アマエビ・ニギスは前年並みで、ハタハタ・アカガレイは前年を下回りました。
刺し網・釣り・その他 ガンド・ベニズワイガニは前年を下回りました。
まき網 ウルメイワシは前年を上回り、マイワシは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アマエビ・ニギスは前年並みで、ハタハタ・アカガレイは前年を下回りました。
刺し網・釣り・その他 ガンド・ベニズワイガニは前年を下回りました。
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