2012年3月9日金曜日

石川県主要港の水揚げ状況(2月21日~29日)

1 定置網
 スルメイカは七尾地区主体に好調だった前年並みでした。ウマヅラハギ(かわはぎ)・ヤリイカ・ウルメイワシは前年を上回り、マアジ・マダラ・ブリ・マイワシ・カタクチイワシは前年を下回りました。


2 まき網
 ブリ・ガンドは金沢港主体に前年を上回り、フクラギ・マアジは前年を下回りました。

3 底びき網・ごち網
 ハタハタ・アカガレイ・ホタルイカは前年を上回り、ニギス・ズワイガニ・アマエビは前年を下回りました。

4 その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 刺し網・釣りのマダラ・ガンド・フクラギは前年を下回り、エビかごのアマエビは前年を上回りました。



2012年3月2日金曜日

沿岸観測ブイの水温(2月25日~29日の平均)

・沿岸観測ブイの水温(水深10m)

  内浦海域の観測点は、過去3年平均に比べ低めでした。2月25日~29日の平均水温は9.9℃~10.4℃で、2月中旬に比べ約0.4℃低下しました。

小浦沿岸の旬別平均水温を見ると、2月上旬以降は過去3年平均を0.5℃程度下回り、やや低めで推移しています。

・港内水温(水深1.5m)
  橋立港・宇出津港では過去3年平均に比べ低めとなりました。2月25日~29日の平均水温は9.5℃~10.1℃で、2月中旬に比べ約0.1℃上昇しました。







スルメイカ稚仔分布量調査結果 (独立行政法人水産総合研究センター)


 独立行政法人水産総合研究センターは、毎年秋に日本海西部から九州西岸でスルメイカ稚仔(外套長1~3㎜程度)の分布量調査を実施しています。


 合計72カ所の調査点でプランクトンネットを用いて稚仔を採集し、計数・集計した結果、昨年秋の調査点当たり平均採集個体数は0.5尾であり、過去10年平均の28%と少ないことが明らかになりました。日本海では秋に生まれた稚仔が翌年春以降の漁獲対象になることから、今年春以降のスルメイカの不漁が懸念されます。但し、1998年のように稚仔の採集個体数は少なかったにもかかわらず、翌年の資源量は平年並みになったこともありますので、引き続き4月の幼スルメイカ調査(外套長1~10㎝程度の個体対象)や6月の漁場一斉調査(外套長16㎝以上の個体対象)で今後の資源動向を追跡する予定です。

石川県主要港の水揚げ状況(2月11日~20日)




・定置網
 スルメイカは好調だった前年を下回りました。1月から2月中旬までの累計は159トンで、過去5年平均を上回って推移しています。ヤリイカは前年を上回り、マアジ・マダラ・ブリ・ガンド・フクラギ・マイワシは前年を下回りました。


・まき網
 ガンドは金沢港主体に前年を上回り、フクラギは前年を下回りました。

・底びき網・ごち網
 アカガレイ・ハタハタ・アンコウは前年並み、ニギス・ズワイガニ・アマエビは前年を下回りました。

・その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 マダラは前年を下回り、アカガレイは前年並みでした。